学校の食育
キャリア教育「大根づくり」を通して、“食”の“本当の姿”が見えてきた!(瀬戸市立幡山西小学校)
田畑に囲まれた幡山西小学校では、五年生がその地域性を生かし、農業体験を通してキャリア教育に取り組んでいます。“食育”と“働くことの意義”を知る総合学習での取り組みをご紹介します。

大根づくりは、地域の専業農家の方の指導を受けて本格的にスタート。
まず、畝づくりでつまずきました。水分の多い土は、重いのなんの。シャベルを持ち上げる力もすっかりなくなりました。

さらに大変だったのは虫取り。
安全第一の超低農薬栽培のため、大根はあっと言う間に虫だらけに。子どもたちがピンセットで一匹ずつ取り除きました。

こうした苦労の甲斐あって11月にはみずみずしく立派な大根が収穫期をむかえました。
収穫した大根は近くのJAなどで販売しました。価格や売り方をどうするかは、アンケート調査などでマーケティングしました。何とか“黒字”にしなくてはならないので、知恵を絞りました。売り場には様々な工夫とサービスがあります。売れ行きは大変好調。

去年と今年と2年連続で販売しているので、地元のお客さんの間ですっかり評判になっています。1時間ほどで約250本が売り切れてしまいます。JA以外でも販売して、全部でおよそ1600本の大根を販売しました。一生懸命汗を流して働いて、働くことは大変だけど、やりがいもありました。

そのほか瀬戸市総合卸売市場を通して給食にも使用されました。ていねいに一本ずつドロを洗い落として出荷。市内単独調理校19校に運ばれた大根は、給食室で調理され大根サラダとして登場。

地元産野菜として給食の時間の放送資料でも紹介されました。特に幡山西小学校の五年生にとっては、自分たちががんばって育てた大根の味は格別だったようです。
土を耕し種をまき、汗を流して働いて、やっと口にすることができた“大根サラダ”。

“食”がどうやって作られ、どうやって食卓に届くのか身をもって勉強ことができました。食べ物の“本当の姿”が見えてきた気がします。
様々な人に支えられてやり遂げることができた農業体験と販売体験。お世話になった皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。

