はじめまして栄養教諭です

地域

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地産地消を通した食に関する指導 ―知ろう・食べよう 弥富の食―

弥富市立弥富中学校 栄養教諭 服部恵子

弥富中学校では、地域で生産された食物をその地域で食べることが、健康な体づくりにつながること、「食」を大切にする心を育むこと、さらに自然や地球環境を守ることにつながることをいろいろな取り組みを通して啓発しています。

取り組み1 学校給食における地区農産物の活用 

・旬の食材の積極的活用
・海部地区産農産物の指定発注
流通市場を通して海部地区農産物出荷状況を把握し、出荷量の多い農産物を中心に海部地区産と指定して発注しました。それにより既存の流通システムを変更することなく、地区農産物の活用が進みました。・・・(続きを読む)⇒

取り組み2 郷土料理を学ぶ

・学校祭文化体験講座 「郷土のお菓子を作ろう」
郷土料理は、単に地域特産の材料を使うということだけではなく、地域の生活習慣や行事と深く結びついた優れた食文化です。しかし近年、ライフスタイルの多様化などに伴って、家庭や地域で伝統的な食文化を継承する機会が少なくなってきました。
そこで本校では・・・(続きを読む)⇒

取り組み3 保護者への啓発

・PTA料理講習会 「地場産物を利用して、デトックス料理を」
  栄養教諭が講師となり、地区農産物の紹介と、それを使った野菜料理の実習を行いました。・・・(続きを読む)⇒

取り組み4 生徒への食指導

・弥富市産の野菜を中心にした給食の提供 
・生産者による「食と農」の講話
・教科担任とのT・T授業
*

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●成果と今後の課題・・・⇒
●校長先生からのご指導・・・⇒

 

取り組み1 学校給食における地区農産物の活用 

・旬の食材の積極的活用
・海部地区産農産物の指定発注
流通市場を通して海部地区農産物出荷状況を把握し、出荷量の多い農産物を中心に海部地区産と指定して発注しました。それにより既存の流通システムを変更することなく、地区農産物の活用が進みました。
右表は11月の1ケ月で使用した青果物の品目数を表したものです。総延べ品目数のうち海部地区産の青果物の割合は、昨年に比べ14ポイントも増加しました。そして、新規に弥富市産小松菜を生産者より、購入することになりました。
青果物の品目数(11月分)

 

H17年度

H18年度

青果物の延べ品目数

98

113

海部地区産

総延べ品目数

36

58

割合(%)

37

51

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取り組み2 郷土料理を学ぶ

・学校祭文化体験講座 「郷土のお菓子を作ろう」
郷土料理は、単に地域特産の材料を使うということだけではなく、地域の生活習慣や行事と深く結びついた優れた食文化です。しかし近年、ライフスタイルの多様化などに伴って、家庭や地域で伝統的な食文化を継承する機会が少なくなってきました。*
そこで本校では、学校祭の文化体験講座で「郷土のお菓子作り」を実施し、地域の方とふれあいながら、地元産の食材や行事を学ぶ機会を設けました。地域の方から、おいしい「みょうがまんじゅう」を作るコツを伝授してもらいました。「なつかしい味がした。」「みんなで作ると楽しいね。」などと、始終なごやかな雰囲気のなかで実習しました。

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取り組み3 保護者への啓発

・PTA料理講習会「地場産物を利用して、デトックス料理を」*
栄養教諭が講師となり、地区農産物の紹介と、それを使った野菜料理の実習を行いました。保護者の希望により、今話題の※デトックス料理、また野菜嫌いな子どもでもおいしく食べることができる料理の紹介をしました。いつも食を預かっているお母さん方なので、実習は手際よく進みました。弥富市特産の大豆を使った、「きなこ」を作りましたが、作り方を知らない方もありました。市販の「きなこ」と異なり、*香ばしい香りや味に驚いている方もありました。
「実習した料理を家庭でも作って、家族にぜひ食べさせたい。」「家に帰って、子どもと一緒に習った料理を作ります。」などの感想をいただき、家族団らんの楽しそうな風景が目に浮かびました。

※デトックス料理とは
「体内に溜まった、毒素を排出するという目的で作られる料理」のことです。解毒作用のある料理を食べてヘルシーになろうと、今話題となっています。

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取り組み4 生徒への食指導 「知ろう・食べよう・弥富の食」

・弥富市産の野菜を中心にした給食の提供
*
*

 

地域の方々が、家族総出で収穫した野菜を給食室で料理しました。
どの野菜も、生産者の方が質のよさ、新鮮さに自信をもって、出荷してくださったものです。
配布資料と掲示資料を通して、生産者・生産現場の紹介、また地産地消・スローフードの提案をしました。

 

・生産者による「食と農」の講話
*弥富市でトマトを作っている生産者の方を招き、次のような話を聞きました。
・生産者サイドからみた「地産地消」の利点
・顔の見える距離での生産者と消費者の信頼関係は安全・安心な野菜作りに反映されること
・食糧問題に果たす地域農業者の役割
生徒は熱心に耳を傾け、「弥富の『食と農』を大切にしていきたい」「食に携わる人々に感謝するとともに、食べ物を大切にしたい」などと感想を述べています。

 

・教科担任とのT・T授業
社会科の「世界からみた日本」の単元で、給食の食材の移動距離を測り、食生活に関わるエネルギーの実態を学ぶ授業を計画しています。*
輸入食品が氾濫している現在、多くの食材は長い移動距離を経て私たちの食生活を豊かにしています。と同時に、CO2の排出量の問題、限りある資源の問題、環境問題など給食を通して学ぶ事柄はたくさんあります。
「今、なぜ地産地消なのか?」を生徒とともに考え、豊かな食生活を見直す授業を進めていきたいと考えています。

 

 

成果と今後の課題

☆学校給食は安心・安全であることを家庭・地域に理解してもらうことができた。
☆地区農産物の大切さや地域の産業を学びながら、生徒が食生活を見直し、郷土への関心を深めていくように支援したい。
☆地産地消を通した『食に関する指導』を健康教育や環境教育と関連させ、さらに推進させていきたい。

 

校長先生からのご指導

本来「食育」の推進は、家庭の食生活改善に負うところが大きいと言われています。しかし、「食」に関する課題解決にあたっては、学校と家庭の各々がそれぞれの役割を再認識するだけでなく、地域や関係団体を巻きこんだ取り組みが必要不可欠です。
現在、栄養教諭を中心に、巾広い視点で協力関係を築き「食育」の実践を進めています。生徒たちの生活・学習面で徐々に成果が表れているのはうれしい限りです。

 

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